Blu-ray&DVD 最終巻Vol.5 描き下ろしデジパック&コメンタリー情報を解禁!

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アルセーヌ・ルパン[DVD] / 洋画


原作でのルパン三世[編集]

怪盗アルセーヌ・ルパンの孫。少年時代に祖父が死去し、遺産として「盗術」という著作を授かる。盗み殺人のテクニックを習得し、世界的な犯罪者となる。第11話「健在!!ルパン帝国」にて、北海道浜名町にあるルパン帝国で、幼馴染の次元大介と再会。以後、相棒として行動を共にする。

一般的にはモンキー顔で細長い顔と、しゃくれた顎に短髪、もみ上げが特徴的である[注 3]。ただし、若いころは髪を伸ばしており、原作漫画の第37話~40話、『TV第2シリーズ』第50話「私が愛したルパン(前編)」では長髪姿のルパンがそれぞれ登場している。

原作漫画『ルパン三世・新冒険』『新ルパン三世』では、通常素顔とされている顔も変装であり、性別不明、声も偽装とされており、本当の顔は誰も知らない。本当の顔にまつわる話は数回にわたって描かれているが、本当の顔が明確に描かれることはなかった。正体不明、変装の名人という設定は「長く描いているうちに顔が変わることもあるだろう」というモンキー・パンチの意図から生まれている[1]

モンキー・パンチの最初の計画では、あまりの怪盗ぶりゆえに、愛称として世間で「ルパン三世」と呼ばれているという設定だったが、担当編集者から「そんな面倒臭い設定にするな」と言われ、わかりやすく「アルセーヌ・ルパンの孫」という設定になった。

アニメでのルパン三世[編集]

長年に渡って製作されていることから数々のアニメーターが作画を担当し、上述の基本は守っているもののキャラクターデザインは作品ごとに大きく異なる。OVA『GREEN vs RED』のオープニングでは「同じルパンなのに皆顔が違う」という旨の台詞で歴代テレビシリーズ・劇場・OVA作品のルパンが次々登場する。また、2011年からアニメ化40周年を記念して各地で開催されている「ルパン三世展 〜This is the world of Lupin the 3rd〜」ではパイロット版から時系列順にルパンの顔を並べたパネル展示が行われた。

服装はジャケットネクタイが定番。ジャケットの色は緑(『TV第1シリーズ』など)[注 4]、赤(『TV第2シリーズ』・テレビスペシャルなど)、ピンク(『PartIII』)、青(『2015年TVシリーズ』『PART5』)と変わっており、シリーズを識別する目印となっている。下着は縞柄のトランクス。

『TV第1シリーズ』第16話オープニングにおいて銭形警部がルパンを「容姿端麗」と発言しており、当初は美男子という設定であった。

『TV第2シリーズ』第67話「ルパンの大西遊記」では自ら「これは生まれつきのモンキー面」と発言しており、普段から変装しているという設定は長らくアニメには出てこなかったが、『PART5』では初めてマスクを脱ぎ、本当の姿を峰不二子に見せるシーンがある。ただし、後ろ姿やシルエットで描かれており、本当の顔は原作と同様に不明のままである。なお、アルベールと競い合ってた頃の回想シーンではルパン襲名前からモンキー面をしていた。

劇場版『バビロンの黄金伝説』では頭髪の中に小型のボンベを仕込んでおり、その際、カツラであることをほのめかす描写が存在する。

PART5』においてはアルセーヌ・ルパンの孫とは作中でも言及されず、アルベールと襲名を競っていたが、アルベールがルパン襲名を放棄した為に3代目アルセーヌ・ルパンを彼が襲名したという設定になっている。その為、彼がルパン一族の血縁者であるか不明確である。

人物[編集]

女たらしで三枚目。しかし本人は容姿に自信を持っており(いわゆるナルシストだが自分が猿顔とは一応認識している)、自分を誰よりもイケている男と勘違いしている節があり、そこを仲間達や銭形に突っ込まれる場合がある。しかし三枚目という設定が確立したのは『TV第2シリーズ』以降であり、上述の通り『TV第1シリーズ』では銭形がルパン三世のプロフィールとして「容姿端麗」と語っている(ただしキャラクターデザインが極端に変わった訳ではなく、原作のモンキー・パンチの絵をアニメ化するにあたっての解釈の違いである)。

愛嬌たっぷりの憎めない性格だが、抜け目のない狡知も持っている。

原作とアニメや映画では性格が大きく異なる。原作では暴力や殺人もいとわず、性行為も頻繁に描写され、原作者のモンキー・パンチは、「ルパン三世は義賊ではない」としている。

アニメ版では基本的には弱い立場にいる人間の金には手をつけず(時には無償で手助けもする利他主義的資質も持ち合わせている)、不必要な暴力及び殺人を避けている(『2015年TVシリーズ』第3話では、任務遂行のためなら殺しも厭わないMI6のニクスに対して、「国益のためなら人殺ししてもかまわないってのか」と語っている)。「拳銃の1発目はいつも催眠弾である」と本人が語っている話や[ep 1]、催眠弾入りの銃と実弾入りの銃の2丁を携帯している[ep 2]話もある。普段は市民は勿論、犯行の邪魔をする警察官や悪党であっても殺しはしないが、相手が明らかな殺意を持って自分を狙ってきた時や限度を超えて人の道を踏み外している場合はその限りではない[注 5]。性行為についてはテレビアニメの制約により描写されないだけで、性行為をほのめかす、あるいは臨もうとして未遂に終わる描写は、しばしば見られる(『TV第2シリーズ』の第一期オープニングでは、性行為の未遂が描写されている)。

アニメでルパン役を演じた山田康雄は「ルパンは正義の味方ではない、義賊ではないところが魅力」と語っている。また山田からルパン役を引き継いだ栗田貫一も「ルパンと次元は泥棒と人殺し(ガンマン)。いい人同士でコンビを組んでいる訳ではない」「悪者同士がたまたま人を助けて、いい人扱いされているだけ」と語っている[2]

人種差別には反対の意識を示しており、『TV第2シリーズ』第76話「シェイクスピアを知ってるかい」では、「俺もね、黄色だって言うのは嫌いなんだよ。」と語っている。

『TV第1シリーズ』にて、石川五ェ門はルパンとの違いを、師匠の百地三太夫から「ルパンなら相手を殺すときにためらわない」と指摘されており、実際にルパンは百地三太夫をためらいなく殺している。このため、血を見るのが好きな残虐な殺し屋、悪辣な金持ち、他の手段を選ばない類の盗賊と争うこともしばしばである。ルパンが直接的に殺害するシーンは少ないものの(第2シリーズ第32話「ルパンは二度死ぬ」のピューマ殺害等)、間接的な未必の故意による殺害シーンはアニメにも存在する(第2シリーズ第69話「とっつぁんの惚れた女」のアル・カバネ殺害等)。

五ェ門は『TV第1シリーズ』当初は敵として登場したものの、第7話「狼は狼を呼ぶ」のラストシーンで五ェ門もルパンの仲間になる。しかし『TV第2シリーズ』第55話「花吹雪 謎の五人衆 前篇」で、白波五人衆が五ェ門を籠絡したことから、続く第56話「花吹雪 謎の五人衆 後篇」では白波五人衆の一員となった五ェ門に一騎討ちを挑まれ、ルパンは斬られて負傷する羽目にあった。だが五ェ門はその後、五人衆の真の狙いは自分を人質にしてルパンが今まで手に入れた宝を横取りすることであると知り、ルパンたちの前で、ルパンを負傷させた責任を取り切腹すると言い出したが、介錯を頼まれたルパンは「無抵抗のやつの首をはねても面白く無い」として、ルパンと五ェ門の殴り合いの喧嘩となった。

ケーキやコース料理を一人で作れるなど、シェフ顔負けの高度な料理の腕前を持っている。『峰不二子という女』第8話では「ジャガイモニョッキ、特製ボローネ風ラグーソース」という祖母ゆずりのレシピを再現している。また格別美食家というわけではないが、スープを一杯すすっただけで郷土料理であることを見抜く描写があり[ep 3]味覚に関してもかなりの鋭さを持つ。

盗みに関連してあらゆる知識に長けており、天才と言ってもいいほど(頭脳指数(IQ)300)だが、作中ではあまり言及されない。はっきり天才と言及された最初は、『TV第2シリーズ』第146話「ルパン華麗なる敗北」においてである。その一方でかなり間が抜けた所もあり、『TV第2シリーズ』第112話「五右ヱ門危機一髪」で、五ェ門が次元大介にルパンの弱点を聞かれた際は、「毛が三本少ない」と返事している[3]

アルセーヌ・ルパンの孫として非常に高い誇りを持っているが、時にそれが仇となって自ら窮地に立たされることもある。特に他者に命を狙われる場面ではそれが顕著に出ている。例えば、『TV第2シリーズ』第66話「射殺命令!!」ではICPOのビューティー警部が「ルパンを射殺しろ」との命令で現れ、次元と五ェ門から、彼が使うコルト・パイソンとルパンのワルサーでは銃の差が大きすぎて勝ち目がないから逃げろ、と再三忠告されたにも関わらず、結局プライドがそれを許さず単身ビューティーに挑むも、銃の差から次第に追いつめられたルパンは、最後はビューティーが放ったダムダム弾によって射殺寸前の憂き目にあった(大至急駆けつけた次元がとっさに放った接着弾によって、ダムダム弾の直撃を逃れたことから最悪の事態はかろうじて免れたが、瀕死の重傷を負ってしまった)。似た様なケースとして『TV第2シリーズ』第130話「ルパン対奇人二面相」では芸術家ムッシュ・ダレの芸術品が爆破され、この事件を担当するマグレ警部(じつはダレの変装した姿)の「ルパンなど問題じゃない」という発言を自分への挑発と受け取り、峰不二子たちの協力を拒み単身マグレに変装してダレのアトリエに侵入したが、逆にマグレに睡眠薬をかがされ、ダレの工房に連れ去られて燻製にされ「人間風見鶏ルパン」なる芸術作品にされかけた(パンツの中に防熱用の特殊風船を仕込んでいたため、難を逃れた)。ちなみに、『TV第2シリーズ』の第32話と第66話では、敵の目を欺くためとはいえ、ルパンの葬式が執り行われた。前者では殺し屋ピューマに命を狙われ、ルパンの前に一向に姿を表さないピューマに、正攻法では勝てないと判断したルパンが、葬儀屋と結託して仮死剤で死んだフリをしていた[注 6]ため、後者では前述の通りビューティーのダムダム弾に撃たれ、その直後にルパンは意識を失った(駆けつけた不二子たちの前で、ルパンが息を引き取ったかのように描写された)ため、ビューティーの目を欺くために次元たちによって(葬式の直後にルパン本人が「俺の葬式とは一体全体なんだ」と抗議している)それぞれルパンの葬式の場面となった。

犯行[編集]

高価な宝をコレクションにすることよりも、鮮やかな手口で盗み出すこと自体に生き甲斐を感じており、トイレットペーパーをターゲットにしたこともある[ep 4]。そのため宝に対する執着は低く、TVシリーズでは盗み出した後に自らのミスや不慮の事故で宝を紛失してしまう、もしくは不二子に隙を突かれて、宝をふんだくられてしまうケースが多かった(後者の場合、ルパンはそれを見越して何かしらの手をうっており、その結果不二子が災難に見舞われる場合もあった)。ゲーム版の『コロンブスの遺産は朱に染まる』でも子供の夢を壊さないため、「おもちゃは絶対盗まない」と語っており、TVスペシャルの『燃えよ斬鉄剣』でもUFOキャッチャーで自分のぬいぐるみを盗まず、3000円以上も取り損ねているにもかかわらず、自力で取ろうとした。近年のTVスペシャルでは盗んだ宝を元の持ち主に返却することや、ルパンが信頼した人物に譲渡する描写が多い。また社会的不安や混乱を引き起こす可能性のある宝(原子爆弾の設計図や人工ダイヤモンドを大量生産する機械等)に関しては、自らの手で闇に葬ることがある。また『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』では商売敵の怪盗キッドに、不二子に頼まれてやったとはいえ、キッドの名を騙ったことの仕返しで、盗もうとしていたお宝を横取りされた挙句、犯行をなすり付けられたこともある。そんなルパンのキャッチフレーズは、「飛ぶ鳥の如く獲物を襲い、風の如く消え去る」[ep 5]

泥棒行為を行う対象は、単なる現金よりも、由緒ある宝石、財宝または美術品などであることが多く、それらを厳しい警備等の困難な状況下で鮮やかに盗み出す過程が、物語の縦糸としての筋立てになることが多い。また芸術品に対する審美眼や贋作を見抜く知識はかなりのものである。なお、『TV第2シリーズ』第56話では、ルパンがこれまで盗んだ財宝の総額を、白波五人衆の首領・駄目ェ門が「今や大金持ちと言われるのはロックフェラーロスチャイルドではなくルパンだ」と試算している。

身体能力[編集]

身体は長身痩躯かつ軟体。がに股歩きが特徴。身体の柔らかさを生かした縄抜けが大の得意で(その応用が後述の「ルパンダイブ」である)、両手足の関節も器用(足で頭がかけるほど)。スポーツについてもラグビーや、アメフトボクシングクレー射撃社交ダンスなど何でもこなし、また足も速い。ジャンプ力も非常に高く、約10メートル以上も上にジャンプすることができる。

射撃能力についてはあまり語られないが、自分の真後ろにいる相手に見もせずに命中させることができるなど、次元や銭形に匹敵する実力を持つ。『ルパン三世 PARTIII』第7話「死神ガーブと呼ばれた男」では、次元が敵に向かって撃った弾丸を、自分が撃った弾丸で跳ね返し、敵を撃破するという離れ技をやっている。バイク航空機船舶などの操縦もこなせるが、特筆すべきは自動車の運転技術で、『TV第1シリーズ』第1話『ルパンは燃えているか...?!』では、国際A級ライセンスを持っていることが明らかになっている。F1モナコグランプリへのスポット参戦はもとより、TVスペシャル『EPISODE:0 ファーストコンタクト』『お宝返却大作戦!!』、劇場版『カリオストロの城』などで卓越したドライブテクニックを披露している。また、コンピュータやメカニックについての知識も高い描写があり、先述の『ルパンは燃えているか...?!』では、フォーミュラカーのエンジン音だけで製品を見分ける描写も登場する[4]

細さとは裏腹に腕力も強く、素手で相手を倒す場面も多い。TVスペシャル『アルカトラズコネクション』『1$マネーウォーズ』では、真後ろから自分に飛来する銃弾を避けるという離れ業もやってのけている。

老若男女を問わず変装でき、声色も使い分けられる。ただしTVスペシャル『ルパン三世VS名探偵コナン』で毛利小五郎に変装した際、江戸川コナンの変声機の声に合わせて推理を披露しようとしたものの、奇妙な身振り手振りを見せる、コナンの推理に納得して勝手に自分でしゃべる、銭形を「とっつぁん」と呼ぶ、小五郎が知らないはずのサクラ女王の過去を話そうとする、自分の口調でしゃべるなど単純なミス(ただ単にふざけていただけという感じも否めないが)を連発し、銭形にあっさり見破られてしまった。

原作第46話では、過去に東西京北大学[注 7]へ入学していたという経歴があるが、卒業か中退かは描かれていない。大学では電子医学部に籍を置き、サークル「義賊部」を設立、処女非処女を見分ける識別薬を研究した[ep 6]。服装は角帽に学生服のバンカラ派であった。他の生徒の裏口入学を暴くなど正義感の強い一面もあるが[注 8]、無許可で教室をディスコにして退学になりかけるなど、型破りな性格が騒動の原因になることもあった。この話では銭形が同じ大学の3年先輩で不二子が同じ学部という設定である。

ルパンと女性[編集]

女好きという性格ゆえ、女性には滅法甘く弱い。しかし時にはその性格が心を閉ざしていた女性の心を氷解させる魅力にもなる。『2015年TVシリーズ』第10話では、不二子とレベッカがルパンを巡って勝負をするのだが、最終的に、双方共に傷つけないために、あえて二人からふられてしまうこともある。

『TV第2シリーズ』からは、初代担当声優だった山田がアドリブを多用し、山田の個性がルパンのキャラクターに反映されるようになり、原作に比べてややおちゃらけた感じになっている。

女性好きに関しては、普段は不二子に夢中であり、彼女にだまされて盗みを働くことが非常に多い。ただし場合によっては不二子の願いでも拒絶することがあり、特に善人から物を盗む行為は不二子が色仕掛けで迫ってきたとしても断固として拒否するという信念がある。上記の通り、宝を盗んだものの不二子に隙を突かれて、宝をふんだくられてしまう、あるいは宝石や金品が目当てで、不二子がゲストキャラクターと手を組み、ルパン一味を一時的にせよ敵にまわすこともしばしばであり、そのため次元や五ェ門が不二子を悪く言っても「不二子はそんな女じゃない」と彼女に対する態度が変わる機会は少ない(『TV第2シリーズ』第68話「カジノ島・逆転また逆転」など)。また「不二子を信用するなんて、ドジな野郎だ」「女と金はな、この手に抱くまで信じちゃいけねえ」などと不二子との関係をわきまえているつもりのようだが(『PART3』第7話など)、実際には不二子やその他の美女に騙されるケースが非常に多い一方(本人の持論として裏切りは女の特権)、不二子に冷遇な態度をとることもある(この場合はほとんどが不二子の自業自得である)。

ただし、決して「女に甘い」と断定できない部分もある。実際に自身を逮捕しに現われた女警察官や、殺しにきた女殺し屋からの攻撃や策謀からことごとく回避していることがあり、実際の女に対する警戒心はむしろ「強い」と見ることもできる。実際に『2015年TVシリーズ』第22話で、ヒロインがウソ泣きをしていることを見抜き、「俺は女の涙には弱いが、ウソ泣きじゃあ効果はゼロだ。」と言っている。

女は滅多なことでは殺さない主義ではあるが、成り行きで殺してしまった例も存在する。

  • 『TV第2シリーズ』第49話「可愛い女には毒がある」では、愛しながらも自分をだました挙句に自分が手に入れたお宝を独り占めしようとした女性ザクリーヌを、不本意ながらも殺害した。同じく『TV第2シリーズ』の第62話では、洗脳で従順な兵士を作り上げる実験のために、村人、次元、五右ェ門を洗脳したシスターのラビーナを事実上殺害した[注 9]
  • TVスペシャル『天使の策略 〜夢のカケラは殺しの香り〜』では、ルパンをだまし討ちにしようとした黒幕のスパイダー・エミリーを射殺している[注 10]
  • また、不二子以外に可憐な女性が登場すると、不二子のことは全くと言って良いほど眼中にない状態になる。そのためか、劇場版『カリオストロの城』で不二子がヒロインのクラリスに対し、一時は「恋人だったこともあった」と話しながらも、彼女に「生まれながらの女たらしだから気を付けて」ということを話している。その不二子には「無教養」と馬鹿にされがちだが、逆にルパンたちが不二子を出し抜くこともある。

相手の女性から愛されるケースはあまり多くないが、劇場版『カリオストロの城』のクラリスや『くたばれ!ノストラダムス』のジュリア、TVスペシャル『セブンデイズ・ラプソディ』のミシェルや『血の刻印』の麻紀など、年下の少女からは憧れや好意を持たれることが多い[注 11]。またTVスペシャル『1$マネーウォーズ』のシンシアや『天使の策略 〜夢のカケラは殺しの香り〜』のポイズン・ソフィーのように逆に自分の命を狙おうとした悪役から本当に惚れられてしまったり特別な感情を持たれることも多い。

反対に男性(特に悪党)に対しては冷たい態度を取ることが多く、犯人を死なせないことを信条とする江戸川コナンが騒動の黒幕を助けようとした際、「諦めろ、あれがあいつの運命だ」と止めている[ep 7]。しかし『イタリアンゲーム』では、宝を見つけてくれた借りを返すためとはいえ、敵役の男を救っており『カリオストロの城』や『2015年TVシリーズ』などでは、ストーリーを通して一度も殺人をしてない。また年下の子供に関しては『バイバイ・リバティー・危機一発!』ではマイケルと一緒にスリーメイソンの策略による世界的危機状況を救ったり、『くたばれ!ノストラダムス』ではセルジオにノストラダムス財団から逃走の際沈没させてしまった代わりの船を送ったり『海に消えた秘宝』ではザーイに捕らわれていたテオを救出した後共にリアナを取り戻そうとしたりととりわけ良好な関係が多い方ではある。

『2015年TVシリーズ』では、第1話で今作オリジナルのキャラクターのレベッカ・ロッセリーニと結婚した。その後離婚調停中となるが、終盤で実はレベッカが婚姻届を提出していなかったため、法的にはそもそも婚姻が成立していなかったことが明らかになる。最終的には、レベッカにミセスルパンの名をあげる代わりに婚姻届けを破棄した。

プロフィール[編集]

身長:179cm、体重:63kg
現在の公式サイトの設定ではこのように記されており、現在のアニメではこのデータが大体の目安としての基準になるようにデザインされている。また、OVA『GREEN vs RED』にて、このデータが警察のパソコンの画面に表示される場面がある。
『PartIII』においては、ルパンがコンピューターに、自身の身長・体重を聞かれた際、167cm、52kgと返答している。この身長と体重は当時の山田康雄のプロフィールから取られている[5]
年齢:不詳
次元とほぼ同年齢とみられるが、作品によって年齢設定は異なっている。銭形のことを「とっつぁん」と呼ぶことから、彼よりは年下の可能性もあるが、主要人物全員が比較的若く、20代のイメージで設定されたシリーズもある。『TV第2シリーズ』では、『TV第1シリーズ』の頃の5年後という理由で、30代前後の設定である。劇場版『カリオストロの城』では、キャラクターの年齢設定が『TV第2シリーズ』よりさらに高くなっている。『PartIII』は「ルパンをおじさんにはしたくなかった」というスタッフのコンセプトで、キャラクターが若返って始まったシリーズである。TVスペシャルでは子供から「おじさん」と呼ばれてもあまり否定しなくなっており、自分を「おじさん」と称することもある。原作では、正確な生年月日は本人も「知らない」と言っている。なお、初代アルセーヌ(1874年まれ)が窃盗犯として現役だったのは1900年から1910年にかけてである。TVスペシャル『ルパン三世VS名探偵コナン』では、20年以上前の結婚前のサクラ女王と出会っているので、当時20歳代としても現在は40歳代になる。『2015年TVシリーズ』では20代後半〜30代前半と再度若返って設定されている。
国籍:不明、出自は日仏混血
ルパン自身は「俺は自分のことを日本人であると思ったことはない」という趣旨の台詞があるが、アニメでは、銭形がルパンのことを日本人であると話している描写が複数ある。また、ルパン自ら「日仏友好の生き証人」と語っていることから、日仏混血であることが分かる(ハーフという説がある)。『TV第1シリーズ』第13話「タイムマシンに気をつけろ!」[6]では、ルパン一世の段階で日仏系(先祖が日本人で、ルパンの姓を持つフランス女性と結婚)となっているが、これは魔毛狂介を嵌める罠の一環としてルパンが語ったものであるので、事実かどうかは不明。『TV第1シリーズ』後半の演出に携わった宮崎駿が、「ルパンは(『TV第1シリーズ』前半は)フランスの没落貴族のイメージだったのを、常にうまい話が転がっていないか探しているイタリア貧民にした」と語ったことから、それを斟酌した一部のライターによって、『TV第1シリーズ』終了以降「ルパンにはイタリア人の血も混じっている」と書かれることもしばしばある。また、原典作品たる「アルセーヌ・ルパン」シリーズ最終巻『ルパン最後の冒険』に登場する「II世」は、初代ルパンが前巻で出会ったカリオストロ夫人との間にもうけた私生児であり、この時点でイタリア系の血が入ったことが確実視できる。なおルブランの初代ルパンは作中日本の柔道技を披露しており日本と少なからず関係があった模様。
以上の設定は『TV第2シリーズ』以降においても継続されており、モナコグランプリや「ドロリンピック」に出場した際、アナウンサーに「日本からはミスター・ルパンが初参加」と呼ばれている。第118話「南十字星がダイヤに見えた」では、ルパン自身が「日仏混血ルパン三世」と言っている。10代の頃はフランスにいた模様で、第123話「泥棒はパリで」では、ルパン自身が若い頃にパリブローニュで暮らしていたことを明かしている。『PartIII』第13話にて、銭形はルパンのことを「このパリの田舎者め!」とののしったこともある。『ルパン三世H』第1巻では、敵であるモルガーナに、「猿顔のフランス人」と呼ばれている。
なお、ルパン一味や銭形はさまざまな国を転々としているにもかかわらず、現地の人々と何不自由なく会話し、また登場する国は主にヨーロッパやアメリカがメインであることから、日本語・英語はもとより、フランス語や他のヨーロッパの言語などのあらゆる言語が堪能であることがうかがえる[注 12][注 13][注 14]
TVスペシャル『ロシアより愛をこめて』で、土木作業をしているときに「最近の日本人はこういった仕事をしない」という発言をし、それを聞いた次元から「お前は日本人の鑑だ」と言われるシーンもある。一方、OVA『GREEN vs RED』では、廃校でくつろぐルパンの「懐かしい」との発言に対して、次元からは「お前はいつから日本人になったんだ」と言われている。
出身地:不明
1999年3月1日に発行された『COMIC GON!』(ミリオン出版)のインタビューでは、「ルパンは北海道霧多布(きりたっぷ)の出身だった!」と問うインタビュアーに対し「いや、ルパンは一応、国籍不明ということになっているから」と否定をしている。しかし、2001年9月2日放送のNHK衛星第2テレビおーい、ニッポン 今日はとことん北海道・道東』にモンキー・パンチがゲスト出演した際、自身と同じ北海道浜中町生まれだと発言している。
なお、TVスペシャルで放映されたルパン三世生誕40周年記念作品『ルパン三世 霧のエリューシヴ』は浜中町を舞台とした物語である。
しかし、『ルパン三世H』第2巻では、フランスパリ出身ということになっている。
苦手なもの:銭形警部、くすぐられること、好戦的な殺し屋、タコ、高慢な金持ち、ツタンカーメンの黄金マスク関係、ロゼッタ婆さんのストリップ
特にタコは、見ただけで蕁麻疹が出てしまうほどに嫌っているという[ep 8]。『TV第2シリーズ』以降では蕁麻疹は出ていないものの、依然としてタコは大の苦手であるが、TVスペシャル『ハリマオの財宝を追え!!』でタコを丸飲みしているシーンがある他、『天使の策略 〜夢のカケラは殺しの香り〜』でも頭にタコが乗っているのにも関わらず平然としているシーンがある。くすぐられるのが苦手なのは潜在意識によるものである[ep 9]。他にも、ロゼッタ婆さんのストリップや、エジプト考古学関連の品物[注 15]などが挙げられる。また、次元が恩人を助けて欲しいと頼んできた際には「俺は、血を見るのが好きな殺し屋とタコは大嫌いなんだ」とはっきり発言し、相棒の頼みでも殺し屋を助けることを拒絶している。なお容姿が綺麗でない女は苦手であり、ロゼッタなどの老婆にも嫌悪感を示している。
また、銭形に関しては「千人の軍人よりも銭形一人の方が厄介」と言ってはいるが、失敗してもあきらめずに何度も追ってくる唯一の相手として好意を持っており、その行動力には尊敬もしている。
余技:ルパンダイブ
ルパンの余技の一つ。女性の寝ているベッドへ向かって、跳躍しながら服をすり抜け、全裸(もしくはトランクス一丁)の状態で飛び込むというものである。「脱ぐ」というよりも、着衣状態のまま襟首から全身を抜くというもので、手足の拘束を簡単にすり抜けてしまうルパンの技の、ある種の究極形態といえる(ほとんどはろくなオチにならない)。演じた山田は「こんな芸ができれば一生食っていける」と評したこともある。前述の通り、テレビアニメにおいては性行為を描くことはできないが、実際はルパンがその道に長けていることをコミカルに演出したものである。

愛用品[編集]

愛用拳銃:ワルサーP38
一般にはac41型(1941年に製造されたワルサー純正のミリタリーモデル)。かつてはP38と十四年式拳銃などを組み合わせたような外観の形式不明の拳銃[7]や、装飾入りのシルバーメタリックモデルのP38を使用していたが、後者をかつての相棒に奪われ、ac41を使用するようになった[ep 10]。その後も何回か壊されるなどして変わっている。本人曰く「図体だけのでくの坊よりよっぽどいい」。ただし、山上正月の描いた漫画『ルパン三世Y』では、ワルサーP38の後継銃であるワルサーP99を愛用している。
愛車
下記のように様々な車種の車に搭乗している。しかし、敵との戦いにおいて損傷、もしくは爆発炎上するなどして車が失われるケースが多かった。
メルセデス・ベンツSSK
パイロットフィルム、『TV第1シリーズ』などで登場。ルパンはこれにフェラーリV型12気筒エンジンを搭載し、300km/h超えを実現させている[ep 11]。当初、パイロットフィルムや『TV第1シリーズ』の演出を担当した大隅正秋は本家のメルセデス・ベンツSSKではなくレプリカモデルであったエクスカリバーをルパンの愛車にしたいと作画監督の大塚康生に提案し大塚もそれを承諾した[ep 12]。しかし、排気管の数やクラムシェルフェンダー、フロントウインドウなど全体的な形状はオリジナルのメルセデス・ベンツSSKに近い形で描かれている。劇場版『ルパン三世 ルパンVS複製人間』、『PARTIII』の初代オープニングではドアが描かれている。『TV第1シリーズ』のオープニングや第9話でフロントのエンブレムがアップになった際にはスリーポインテッド・スターやエクスカリバーの物とは異なる十字のマークが描かれていた[注 16]。ボディカラーは黄色と黒のツートンである場合がほとんどであるが、劇場版『ルパンVS複製人間』では黄色と赤、『PARTIII』のオープニングでは白、TVスペシャル『ルパン暗殺指令』のオープニングでは緑色のモデルが登場している。ゲームソフト『ルパン三世 魔術王の遺産』では光岡自動車製のキットカー「BUBUクラシックSSK」がモデルになっており、当該ソフト発売時にはオープン懸賞が当たるキャンペーンを実施していた。
フィアット・500
『TV第1シリーズ』の後半から登場したもので、作画監督(当時)の大塚康生の愛車であったものを演出の宮崎が作品に登場させ、それ以降の作品にもたびたび登場している。作中では、現実のフィアット・500の性能としてはあり得ないほど、かなり酷使されている。劇場版『カリオストロの城』で登場したモデルは、エンジンフードの開き方がアバルトのように上に開くようになっており、スーパーチャージャーを搭載していると設定されている。『TV第1シリーズ』では白に近い空色のボディーカラーで登場し『カリオストロの城』・エッソとのタイアップCMや『TV第4シリーズ』などではクリームイエローの車体が登場している。
引用wikipedia







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